【良く出る参考書】 

●「大学受験ゴロで覚える古文単語ゴロ565」(アルス工房)※略称・ゴロゴ 

ゴロで古文単語を覚える本。覚えやすさは個人の相性によって違う。ムリに565覚える必要は無し。
最初のうちにこれでたくさん覚えておくと忘れにくいのであとが楽。複数の意味を覚えられないのが難点。

●「超基礎国語塾 マドンナ古文単語230」(学研) 

語源や簡単なゴロで古文単語を覚える本。語源で覚えるものが多いため、丸暗記より断然覚えやすい。
重要単語と呼ばれる古今異義語などのみ掲載しており、ターゲットが明確である。一部単語ではなく構文が含まれている。
おまけとして、リングでまとめる単語帳付きでお得。

●「読み解き古文単語」(Z会) 

文章の中で単語を覚えていく。英語の「速単」の姉妹編としては「速読古文単語」があるが、
「読み解き」と比べて文章が短いため、本書の方が実戦的。
ただ、文章が難しいので初心者が1冊目の単語集として使うのには不向き。
ある程度古文の勉強が進んでから多読用に使う方がよい。

●「望月古典文法講義の実況中継」上・下(語学春秋社) 

古典文法を基礎から講義した定番の参考書。
上下巻で分量は多いが、受験生がつまづきそうなポイントを親切丁寧に解説している。
ただ丸暗記させるだけの文法書よりも応用がきく。
ステップアップノートなどを併用して知識を確認しながら進めるとよい。

●「富井の古典文法をはじめからていねいに」(東進ブックス・ナガセ) 

古文を0から始める本。ギャグやゴロ、おもしろい絵などを使ってあり、古文嫌いな人も楽しく読める。
1回では忘れやすいので何回も繰り返しやる。2回目以降はスムーズに進み、1日で終わらせることも容易。
付属の冊子は確認用としても使いやすい。単語と併用してやると効率が良い。

●「古文解釈の方法」(駿台文庫) 

古文の解釈本。最初の1講目だけでも読んでおく価値がある。
内容は、解釈の仕方から、助動詞やその識別、敬語、和歌の修辞法などいろいろ入っておりお得。
例題はすべて記述式。
著者は初学者に対して古典文法入門の併用を勧めているが、文法がある程度出来るならあまり必要ない。

●「古文解釈はじめの一歩」(駿台文庫) 

著者は「方法」と同じ関谷浩師。「古文解釈の方法」では難しすぎるという人のために
やさしく書かれている。薄い本だが和歌の解釈などにも
触れられており、古文解釈のエッセンスが凝縮されている。

●「元井太郎の古文読解が面白いほどできる本」(中経出版) 

文脈の捉え方、問題に対するアプローチの方法をまとめたもの。
テクニックの習得が難しいという声もあり、何度も繰り返し読むほうがいいだろう。

●「古文上達 読解と演習56」 (Z会) 

古文の演習本。記述と記号の両方が入っている。内容も少々難しめ。
中堅大〜難関大向け。最強の古文が難しく感じる人は、先にやって力を付けると良い。
解説も厚く充実している。文学史も入っていて演習には最適。

●「中堅私大古文演習」 (河合出版) 

中堅私大向け演習本。記述は少なく、記号型が中心。
それほどレベルも高くなく、短期間で終わらせることができる。難関大の人も、土台固めに使用できる。
大学の過去問を採用している。

●「最強の古文 読解と演習50」(Z会) 

古文上達のレベルアップ版。記号選択肢型の問題が多く、どちらかと言うと難関私大向きだが、
問題がハイレベルで記述式の問題も含まれているので、最難関国公立対策にも一応使える。
値段の割には問題数が多いのが利点。
志望校のレベルに合っているかどうか書店で確認してから購入した方が良い

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