Q.「早く1対1をやりたいのですが」Q.「早くやさ理をやりたいのですが」 別に無理してやらなくても大丈夫です。それをやらないと大学に受からないなんてことはまったくないし、 それをやったら大学に受かるなんてこともありません。 難関大学の合格者がその本を高く評価している事実はありますが、その人たちはきちんと下積みをして、 基礎的な問題集をしっかりやりこんだ上でその本をやったに違いありません。 あなたがこれまで学校の勉強をしっかりやってきて、4STEP等の問題集を隅々までやりこんだというのであれば、 1対1から受験勉強を始めるのもいいでしょう。 あなたがこれまでチャートなどを終え、プラチカやスタ演などをしっかりやりこんできたのなら、やさ理に挑戦するのもいいでしょう。 そうでないなら、しっかり下積みをしてください。1対1ややさ理があなたを救う魔法の杖になることはありません。 有名な参考書をやれば自分が変われると思うのはやめましょう。 有名な参考書をやらなければ自分は変われないと思うのはやめましょう。 あせらず、先走らず、あなたが今やるべきことをやらないと、落ちますよ。 Q.「〜〜は網羅度が低いのでは」 入試に出現するあらゆる問題パターンを網羅することはどの本にも不可能です。 重要な解法、典型的な頻出問題は、黄チャートあたりに載っているもので十分です。 それ以上の問題については、「知っておかないと、出たら困る」と考えるのはもうやめにしましょう。 知らない知識は、演習をしていく中で出てきたものから覚えていけばいいのです。 そしてできるだけ、「知っている知識の範囲内で何とか解く」という練習を積みましょう。 その方が入試突破のためには実戦的です。 知っている問題が出ることを期待しない方が点数は上がります。 ただし、難関大理系や単科医科大などの志望者は、とりわけ数3分野において、高度な知識が要求される場合もあります。 (あるいは、知らなくても解けるが、知識があると有利になる問題が出ます。) これらの大学の志望者は(4)上級解法集のところで挙げた本や、「やさ理」「ハイ理」などをやるとよいでしょう。 Q.「〜〜の部分を○○で代用できますか」Q.「〜〜から○○に直接つなげられますか」 好きなようにしてください。 示された通りのやり方でやらないとうまくいかないというわけではありません。 あなたが一番いいと思う方法でやればいいのです。 やってみてうまくいかなかったら別の方法を考えればいいのです。 一度も失敗も挫折もせずに、楽して成功を勝ち取ろうとばかりするのはやめましょう。 自分で色々と試してみて初めて、うまいやり方が分かってくるのです。 最終的には「教材なんてどれでも大差ない。要は、どういう風にやるかが問題」ですから、 「どの本をやるか」で悩むよりも「どのように頭を働かせるべきか」に集中してください。 1対1をやらなかったら落ちるなんてことはないし、やさ理をやれば受かるなんてこともありません。 評判の良さそうな本を何種類かチェックしておいて、本屋で実際に見比べてみて、 「自分が気に入った本」「続けられそうな本」が一番です。 マイナーな本でも、自分が気に入った本があればそれをやりこめば実力はつきます。 あるいは、「みんなが使ってる本じゃないと不安だ」というのなら、みんなが使ってる本を使えばいいことです。 それがあなたにとって一番やる気の起きる本であるなら、それが一番です。 「理解しやすいじゃなくてシグマトライでもいいですか」→「いいです」 「チャートじゃなくて黒大数でもいいですか?」→「いいです」 「ニューアクじゃなくて解法のテクニックでもいいですか?」→「いいです」 「4STEPじゃなくてサクシードでもいいですか?」→「いいです」 何でもいいので、早く勉強してください。 その他の質問フォロー。 Q.「入試標準演習のところで、月刊のスタ演は下の方にあるが、そんなに難しくないのでは?」 厳密な難易度順の配列ではありません。メジャーなもの、オススメできるものを上の方にまとめた結果です。 Q.「1対1と標準問題精講のどちらを選ぶか悩んでいるのですが」 標準問題精講の方が基礎から載っているので、基礎を復習しながら入試にも対応していきたいという人にお勧めです。 一方、1対1は基礎がほとんど載っていないので、レベルは高めだと思ってください。 4STEP等の教科書傍用問題集を隅々までマスターしたという人でなければ、ついていけない可能性が高いです。 解答・解説も、標問精講の方は丁寧、1対1はハイレベル、と言えます。 Q.「数Aの平面幾何が難しいのですが、時間をかけてでもしっかりやっておくべきですか?」 今後、入試での出題が増える可能性がありますから、基本的な問題は確実に解けるようにしておくべきです。 しかし図形問題は座標やベクトルを使って解くこともできますから、平面幾何のところがどうしても難しく感じるのなら、 とりあえず基本問題だけで済ませておいてもいいでしょう。 Q.「参考書をレベルアップさせる際、たとえば、これでわかる1A・2B・3C→赤チャート1A・2B・3Cとやるのか、 これでわかる1A→赤チャート1A→これでわかる2B→赤チャート2B→・・・のようにやるのか、 どちらの方がいいですか」 前者です。まずは全範囲の基礎をやり、その後全範囲の標準をやる、という順序でやるのが賢明です。 高校数学の全体像をまずつかむことを目指しましょう。 特に理系の人は、3Cまでをできるだけ早い時期に終わらせておくことが必須です。 のんびりやっていると、十分な練習時間が取れないまま時間切れになってしまいますよ。 Q.「白チャートは教科書レベル、その他のチャートは網羅系のところに分類されていますが、『白』→『赤』のようにやるのはかまわないのでしょうか?」 かまいません。やるなら、『白』→『青』または『白』→『赤』がいいでしょう。 あるいは、『白』をマスターした後なら、1対1か標準問題精講に進むのも可能です。 学習法テンプレ案 3.標準的な学習プラン よくある質問 チャートシリーズの色別特徴 学習法・上級編 Q.「頑張って数学やってきたのに、模試の偏差値が上がりません。参考書を替えた方がいいのでしょうか」 その他のよくある質問(暫定版) 難易度ランク 新課程版参考書の難易度表 参考書 数学の勉強の仕方 トップ