<前スレで推奨する人の多かった勉強方の一例> 

【高1〜高2の人】 

 基本は教科書。教科書ガイドを用意しながら読む。
 語彙を増やしつつ、読書量を積むことを心がけること。
 その際、読む本が文学・小説に偏りすぎないよう気をつけること。
 新書や学術文庫などにも意欲的に手を伸ばしたい。
 あせって大学入試用の参考書に手を出す必要はなし。
 (もし大学入試現代文がどういうものか早いうちに知っておきたい人は
 『田村のやさしく語る現代文』(代々木ライブラリー)あたりをかじってみてもいい)

【偏差値30〜40台の受験生】 

 おそらく、語彙力も読書量もそれまでの蓄積が足りず
 文章を読んでも何がなんだかわからないような状態だと思われます。
 こういう人はまず活字慣れをするところから始めた方がいいでしょう。
 現代文用語集を読んでいったりや漢字問題集を1冊仕上げたりして語彙力をつけましょう。
 またそれと並行して、国語の教科書を教科書ガイドつきでもう一度読み直したり、
 『高校生のための批評入門』(筑摩書房)などの解説の詳しいアンソロジー集を読んだりして
 活字を読むことに慣れるとともに、そこに出てくる論点について自分の頭で考えてみることが大事です。

【偏差値40後半〜50前後の人】 

 こういう人の多くは、入試現代文がどういう教科なのかまだあまり把握できてない人のようです。
 入試現代文の基礎を教え次へとステップアップさせてくれるような参考書に
 手を出してみるのがよいでしょう。

・『田村のやさしく語る現代文』
 …入試現代文の特徴の説明から問題の解き方の基礎まで、語り口調で解きほぐしてくれる。
・『入試現代文へのアクセス』(河合出版)
 …基礎レベルの問題を、正攻法で詳しく解説してある。現代文重要語句を多く説明してあるのもよい。
・『現代文SOS!』(中経出版)
 …受験を通過したばかりの大学生の視点から問題を分析してるので、受験生の肌に合いやすいかも。

 『やさしく語る』と『アクセス』を併用し
 前者で設問の解き方を、後者で文章内容の追い方を掴むのがよいのでは…という意見が多いようです。

【偏差値50後半〜60台の人】 

 このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、
 方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。

・『新・田村の現代文講義』(代々木ライブラリー)
 …入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。
  時間がある人は 1巻(基本問題編)→3巻(国立系記述問題編)→2巻(私大系発展問題編)とやるといい。
  記述問題の少ない私大を受ける人は1巻→2巻、国立を受ける人は1巻→3巻 とやっても構わない。
・『現代文と格闘する』(河合出版)
 …変な受験テクニックは微塵もなし。正攻法一本で現代文の内容理解に迫ろうとする参考書。
  問題数は多くはないが、解説が非常に濃く、量が充実している。
  要約を多く取り入れているのも特徴。

 この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。
 あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。

<前スレで推奨する人の多かった勉強方の一例>
参考書
<おもな現代文用語集についての短評>
【現代文の学習についての頻出Q&A】1
【現代文の学習についての頻出Q&A】2
【早稲田レベルを目指す人への勉強方の一案】
【現代文(特に評論)が苦手な人へ】
【質問者の皆様へ】

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