<おもな現代文用語集についての短評> 

『ことばはちからダ!』(河合出版) 

現代文用語集というよりは、現在出題されている問題文の基礎となっている
思想的背景や概念装置について詳細に解説した本。
(例えば、「弁証法」とか「近代批判」、「西欧合理主義」)
読み物として読めるので、
現代文の問題文を読んでもそこで書いてある内容が抽象的過ぎて
さっぱり分からないような人に特にお勧め。
収録語彙数があまり多くないのが玉にキズか。
※同じ河合出版から出てる参考書『入試現代文へのアクセス』でも
 現代文の基本用語が多く説明されている。

『頻出現代文重要語700』(桐原書店) 

各社から現代文用語集が出るきっかけを作った、今の現代文用語集の先駆けともいえる本。
解説は簡潔だが、収録語数が多いのが利点。
『ことばはちからダ!』に出てる内容をだいたい押さえてるような人にはこちらがお勧め。
対義語や四字熟語などが充実しているので、漢字問題や穴埋め問題にも有効。
※類書に『大学入試読解と小論文現代文キーワード500』(桐原書店)がある。

『入試評論文読解のキーワード300』(明治書院)
『現代文試験に出る読解ワード300』(KKロングセラーズ)
『入試の現代語 600』(文英堂)
これら3つはいずれも、
語句の解説は『重要語700』より詳しめに解説し、
『ことばはちからダ!』より多めの語句を収録。

『ハイパー現代文 語句ナビ690』(星雲社) 

特に重要な40語を見開き4コママンガつきで解説しているのが特色。
ただ、それ以外の通常語句の解説は短め。

<前スレで推奨する人の多かった勉強方の一例>
参考書
<おもな現代文用語集についての短評>
【現代文の学習についての頻出Q&A】1
【現代文の学習についての頻出Q&A】2
【早稲田レベルを目指す人への勉強方の一案】
【現代文(特に評論)が苦手な人へ】
【質問者の皆様へ】

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